【ケーブル内装システムのおはなし(PRINCE DISCの例)】

 昨今のロードバイクには『ケーブルを一切見せない(外に出さない)』という規格が出てきており、当店でも着手した機会があったので備忘録かつ、ちょっとした苦労話。(^^;  

 今回組立したのは『ピナレロ プリンスDISC2021モデル』。

 

まず既に作業を終えている状態の写真。ワイヤーが一切見えておらず、見栄えが非常に良いです。が・・・普段の組立の倍以上時間がかかってしまいます。(泣)


作業的にまずはステム~ヘッドチューブ~ダウンチューブまで全てワイヤーを通す必要があります。

つまり、ワイヤー交換はステム周辺をばらして行う必要があるわけですね。


ワイヤーを通したのち、ダウンチューブの蓋にもこのようなアウター受けを設ける必要あり。ここもワイヤーの長さを決めるのに苦労しました。

全てワイヤーが通ってステムから出ている状態がこちら。何回もやり直して泣きそうになりました。(´;ω;`)

ステムからワイヤーを出したのち、ハンドルの中央の穴~STI付近の穴にワイヤー類を通します。 これも割と隙間が小さく非常に難儀。(^^; 


全てのワイヤーを通した後にようやくこのような形になります。初めての作業ということもありましたが、半日ほど費やしました。(泣)


 今後もこのようなシステムが増えてくると・・・ちょっと骨が折れそうです、という弱音。(;´・ω・)

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