【よくある修理 チェーンとギア(スプロケット)】

【よくある修理 パンク】【よくある修理 ブレーキゴム】
に続き、今回は『チェーンとギア(スプロケット)』

よくある修理特集は今回でラストにします。(最後にその他修理を簡単にまとめました。)

※過去特集は以下になります。

【よくある修理 パンク】

https://cycletod.blogspot.com/2019/01/blog-post_18.html

【よくある修理 ブレーキゴム】

 https://cycletod.blogspot.com/2019/01/blog-post_21.html

<チェーン>

こちらもパンク修理のついでのチェックですぐに分かります。

何故かというと、明らかにチェーンが張っておらずダルンダルンになっているのが一目瞭然だからです。

以下は他ブログから抜粋させていただいた、チェーンが伸びている状態の写真です。
見るからにだら~んとしてしまっているのが分かりますね。


よく自転車を漕いでいる人でガチャンガチャン鳴らしている方がいらっしゃいますが、原因がこのチェーンの伸びです。

伸びるとどうなるの?というのがチェーン関係で特に多い「チェーンが外れちゃいました。」という修理。

チェーンが外れる要因はチェーンが伸びすぎてダルンダルンになり、振動で外れるケースです。
上記写真で見てもらう通り、揺れですぐにチェーンが外れてしまいそうなのが分かります。 

チェーンはペダルを踏みこんだ時に引っ張られるので、使い続けていれば金属疲労により伸びていってしまいます。

チェーンの寿命を延命させるには、定期的なチェーンへの注油が必要です。
注油のお話に関しては、旧ブログでまとめていますので以下リンク先をご参照ください。
http://cycletod.naganoblog.jp/e2065684.html

※注油にKURE556だけは絶対やめてください!
 
<ギア(スプロケット)>

チェーンと合わせて確認すべきところが『ギア(スプロケット)』。

こちらはついでにチェックするのが若干難しいところです。

ギアはチェーンによって摩耗されていくため、チェーンだけ新しくすると噛み合わせが悪くなり、『歯飛び』という症状(チェーンがギアにうまく引っかからず、滑ってしまう。)が起きてしまいます。

ギアの摩耗チェックとしては、当店ではこちらのツール『KMC スプロケットチェッカーを使用。


 実際に摩耗具合で比較すると、こちらが正常な状態。


そしてこちらが異常な状態。


異常であるかは先端のチェーンがしっかりはまりこんでいるかどうか。
写真で言うと先端部分が浮き上がっているのが分かるかと思います。(ちょっと分かりにくいですが。)
これが摩耗のサインです。

よくある修理特集はここまでにします。

他にも以下の修理がちょいちょいありますので簡単にピックアップします。

<その他修理 ピックアップ>

・ハンドルのグリップ  ⇒ 劣化するとツルツル&ベタベタするので気分的に良くないのであまりにも劣化が酷ければ交換を勧めます。

・サドル

 破けている方が多いです。雨降ると水が浸み込んでズボンがビショビショに・・・。

・ハンドルの中心ずれ

 自転車を倒してしまった または 転倒によりハンドル固定位置がずれてしまっているケース。 
修理のついでに良くチェックするのですが、割と多くの方が中心からずれています。※修理の場合にサービスで直してます。
ハンドルの中心がずれている = まっすぐに走れていないので、地味に危険です。

・ホイール関係

 こちらも転倒や自転車を倒してしまった等で、ホイールが歪んでしまうケース。 
あまりに酷いとホイールごと交換になります。(ホイールの振れ確認で歪みが1cm以上ある場合。)

・カゴ

 ときどきブランブランになっている方がいらっしゃいます。カゴが壊れてしまってカゴ金具から外れてしまってケースですね。
ブランブランしてていつカゴが落ちるか怖いのでできるだけ早急に直していただくことをすすめます。

ひとまず、今回で修理特集は終わりとします。

忘れているようなことがあれば、また記事にしたいと思います。

どれか一つでも該当・心当たりがある場合は、最寄りの自転車屋さんへ早急に修理してください。

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